タイトル

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 ロータリー百周年記念事業「双子クラブ協定」締結に行って参りました。参加者は次の方々。白岩夫妻、阿部(力)、加藤夫妻、佐藤(英)、齋藤(亮)、 後藤、紺野、石森(JTB)、渡邊(又)の11名。
 日程は■20日(土)成田で前泊。■21日(日)午前成田発、4時間半ほどでマニラ着、マリキナRC会員の出迎えを受け、その夜マリキナ市で協定締結式、マニラ市内のホテル泊。■22日8時市長表敬訪問、日中市内名所めぐり、夕方ホテル着、夜さよなら会食会。■23日午前マニラ発、午後成田着。連日6時前起床、3泊4日のハードな旅でした。
 Marikina市はマニラ市に隣接し、空港から直線距離で約20km、車で2時間弱。ホテルはその中間に位置するので、マリキナまでは40分程度。人口約40万、町の中央に大きな河があり、靴の産地として有名。市長は40歳台のとても知的で美しい女性。環境美化に努力しているとかで街は割と清潔である。
 マリキナRCは1965年設立、会員は61名で地区内最大。阿久津年度、GSE相手地区のガバナーだったMr.Guzman(今年5月来訪)の所属クラブで、Marikina名の付く7クラブの中心的クラブ、また9クラブのマザーでもある。驚くことにRotary youth Centerという2階建の大きな建物があり、その2階が例会場であり本日の協定締結式の会場である。
 二台の車に分乗しての移動だが、マリキナ市に入ると警察の白バイがサイレンを鳴らして先導してくれる。あとで気付くのだが、日本の地方分権など申すに及ばず、フィリピンでは警察も、職安もみな市長直属の組織なのだ。我々は市のV.I.Pとして迎えられていたのである。
 6時ごろからバイキング形式の食事が始まる。もちろんBeer やWineは自由で夫人連れが多い。そう言えば、年次計画書の会員名簿には夫人も写真付で載っている。7時開会点鐘、Invocation (祈り)、両国国歌斉唱、ロータリー綱領、四つのテストがあって会長挨拶。ちなみに会長名はKiko、みんなニックネームで呼び合う。Guzman P.Gの経過説明があっていよいよ調印である。緊張が走りカメラのFlashが飛ぶ。
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 協定書にはこう書いてある。
 ロータリー百周年記念双子クラブ協定は両クラブがロータリー精神に基づき取り交わす。これは2002-03年度、阿久津GとDI3800地区Guzman G.の友情と同年度のG.S.E.が要因であった。他国のロータリークラブが双子クラブ協定を結ぶことはロータリーの綱領が示す国際奉仕に関するプログラムに意義を与える現実的な方策であると信じる。一般的なプログラムを状況に応じてお互いに協力して推進するために、本日から2007年11月20日までの3年間、双子クラブ協定を自由意思をもって合意する。
 サインのあと、阿久津P.Gと山アGのメッセージ朗読、その後の小生の挨拶は日本語で三行だった。 当方からクラブに60センチ大のこけしを、会員には福島のパンフレットと絵葉書を配った。先方から3年分の計画書とバナーを頂いた。再び宴会が始まったのだが、皆若くて元気だ。まだまだ続きそうなので無理にお暇を願い、ホテルに戻った。間もなく日付が変わった。
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 22日(月)は7時出発、市庁舎に向った。玄関を入ると3階吹抜けの千平方米を超える大きなホールがある。そこに警察、職安、市場、清掃など民間組織も含めて30ほどの部署毎に約三百人が集まって週初めの朝礼である。丁度1時間、全員立ち通しだが、我々の椅子は市長の隣りであった。取り仕切る市の幹部の大部分は女性だが、実にきびきびして気持ちがいい。市長から紹介され皆から拍手を受けた。市長の挨拶は20分に及んだが、実に歯切れがいい。なにか善行でもあったのか、一家族が紹介され皆の祝福を受けた。ああ、コミュニティの成熟度は日本を遥かに越えている!と感動した。我々に顔を向けて、何かを期待している様子が少し気になったが。そのあと、市長室となりの会議室で朝食をいただいた。医師不足なので3ヶ月でもいいから手伝って欲しいと言われ、医師の4人は面食らった様子であった。
 そのあと、市民ホール、靴博物館、蝶々公園、帽子工場等を見学、靴屋の産直値段が日本の1/数とは驚いた。クラブには18人の医師がいるそうだが、彼等のボランティア現場も拝見した。貧困子女の為の無料診療所である。歯科診療の椅子はとても粗末で器具もひどく旧式だ。白岩先生のベトナム支援活動を思い浮かべ、後藤歯科商店の出番があるかもしれないと感じ、改めて国際奉仕のプログラムに無知な自分を恥じた。
 川辺の高台にある会員のレストランで昼食をいただいた。肉、魚、野菜、どれを食べても美味しい。久し振りの海外旅行だから美味しく感じるのか、それとも薬や人工飼料に縁のない百%天然の食材だからなのか。そういえば大きな河魚など日本では久しく口にしていないではないか。
 近くのデパートで買物のあと、日本料理も食べられる大きなレストランでお別れの食事会が開かれた。それぞれが和英を交えてお礼の挨拶をした。私も会長のKiko(銀行マン)、次期会長のFabi(医師で市議)、気さくなEfren Guzman、はじめ多くの名を挙げて彼等の親切と友情に感謝した。
 今回の協定締結の事業を無事終えるには同行の会員諸兄の貢献があったと思う。阿部先生の円熟な通訳に双方の拍手が続いた。白岩先生には大事な判断を仰いだ。委員長佐藤先生の迫力が皆を引っ張った。加藤先生の楽しい会話と奥様の英会話は秀悦だった。後藤、紺野両会員の斥候情報は確かでした。齋藤亮PJ副リーダーの事情通があってこそだった。風邪に苦しみながら無償の仕事だった石森JTB。心から感謝します。
 この双子クラブ事業はクラブの相互理解があって始まるものです。そう言う点から今回のように相手クラブを訪ね、交流の間に友情を育み、案内を受けながら課題を知り、ロータリー精神でなにが出来るか考え、一緒にお手伝いが出来れば良いのではないだろうか。
 個人的には彼らのほうが裕福かもしれません。現に彼等は自力で無料診療所をやっています。ところが彼国は富の配分が出来ないため底無しの貧困なのです。「彼らの終りのない奉仕活動に我々が出来る範囲(注)のお手伝いをさせて貰うこと」、これが双子クラブに対する我々の姿勢だと考えます。
 東洋人であり仏教を熟知のビチャイ ラタクル氏の「慈愛の種を播きましょう」に共感して、阿久津P.GはG.S.Eの相手先を米国から東南アジアに変えたと聞いています。ロータリー百周年記念の双子クラブ事業にマリキナR.Cを選択したことは正しかったと確信できます。富者から学ぶものは多くありませんがこの双子クラブ事業から学ぶものは多いはずです。
 地区のご支援、クラブ理事役員、汗を流してくれた国際奉仕、双子プロジェクトの諸兄に衷心より謝意を表して報告とします。  

 (注)この種の事業予算規模は想像よりもずっと少額のようです。
 マリキナR.Cのホームページに写真など早速掲載されてますのでご覧下さい。
  マリキナR.CホームページのURL ::: http://www.rcmarikina.org :::

25. Nov. 2004

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