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福島ロータリークラブ≪例会≫
例会日:平成16年10月7日(木) 12:30〜 
例会場:ホテル辰巳屋 8F 
会長あいさつ 04-05年度 福島RC会長 渡邊 又夫
渡邊会長
 秋が色濃くなりました。紅葉は例年、この週末頃が土湯峠の見頃、11月初旬の霊山までのひと月、美しい秋を楽しむことが出来ます。
  10月は神無月。神様が出雲に集まって「不在」になるからという説と「神の月」の説がありますが、福島稲荷の祭礼があるのですから神の月が正しいのでしょう。
 ロータリーは出雲にあらず、いわきの地区大会に参集します。大会のハイライトはシンポジウムに渡辺健寿会員がパネラーとして登壇することです。テーマは「変えたいロータリー、変えてはならないロータリー」。変えたいものの例として「あぶくま清流協議会」を、変えてはならないものとして世阿弥の「初心」について述べます。エールを送りたいと思います。さらに友愛の広場にあぶくま清流協議会のブースを設けてアピールします。
 10月は職業奉仕と米山奨学会の月間であります。今日は阿久津パストガバナーから職業奉仕について、また米山奨学生の火君から卓話がありますのでお聞き下さい。
  中国の日本に対する市民感情がどうも良くないようです。在来線の高速化事業を日本企業が落札したことに対して、一夜に6万もの糾弾のメールが殺到し、中国政府もあわててそのサイトを強制閉鎖したとか。
 米山奨学会の理事会でもこれが話題となり、このような時だからこそ「寛容と忍耐」をもってこの事業を推奨するようにと確かめたそうです。
  在日留学生は11万人、その65%にあたる7万人が中国の学生です。これら多くの留学生諸君が日中の相互理解に寄与し、両国の真の友好関係が確立することを願いたいものです。火鈞君の健康と一層のご精進を祈るものです。
「職業奉仕月間にちなんで」 阿 久 津 肇 パストガバナー
阿久津PG
 職業奉仕は、ロータリーの金看板と言われていますが、最近やや等閑にされており、またその本質については充分理解されていないのが実情であると思います。ここで皆さんに二つの質問をいたします。一つは、ある医師が毎年敬老の日に老人施設に行って無料診察をしています。これが職業奉仕なのか。もう一つは、会社の中で優良従業員表彰というのがあります。よく職業奉仕と言われていますが、これが本当に職業奉仕なのか。
  この二つについてお考え頂き、最後に私の考えを申し述べたいと思います。
  さて、職業奉仕が最近少しなおざりにされている中で、先のビチャイ・ラタクルRI会長が久し振りに職業奉仕を強調され、それに対し大きな反響があったことは、未だ記憶に新しいものがあります。即ち「約100年もの間ロータリアンは、公正な商取引と高い倫理基準を勧めてきました。創始者のポール・ハリスは、多様でバランスのとれた会員を集めるために、職業分類のシステムを考案し、非倫理的あるいは不公正な商業利益の追求を認めませんでした。専門意識の強調という、この独自性はロータリーと他の全ての奉仕団体とを分けるものです。長い間職業奉仕は、他の奉仕部門よりも見えにくいものであり、忘れられた奉仕部門とさえ呼ばれていました。私たちは、長く日の目を見なかったこの奉仕分野に再び献身しなければなりません」と言われたのであります。
  一方ロータリーの綱領には、付帯事項の第二に「事業および専門職務の道徳的水準を高めること:あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること:そしてロータリアン各自が業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること:」と記されています。
 このようにロータリーの運動は、倫理運動ですからその視点を見失うとロータリーの職業奉仕を理解することが出来ません。
  職業奉仕の理念は、シェルドンが提唱した考え方をそのままロータリーが取り入れているので、彼の考え方を知らずして職業奉仕を語ることは出来ません。
 ポール・ハリスは、その著「This Rotarian Age ロータリーの理想と友愛」の中で、「当時はシカゴの最悪時代であって、その混沌たる実業界の状態は、若きシェルドンの心に深刻な感銘を与えずにはいなかった。美徳には何らの報酬がなく、成功の機会は無慈悲な奪取、必要とあらば詐欺もあえて辞さないような印象に満ちていた当時であった。シェルドンはこのような一般の通弊のうちに、ある注目すべき異例があることを発見したのである。それは寛容をもって適正公明に経営された商店または会社の中に、最も成功しているものがあるという事実であった」と記しています。
 即ちシェルドンは、出来ては潰れていく多くの事業所の中で、業績を伸ばしている幾つかを発見し、これらの事業所が共通して持っている営業態度をまとめて「サービス」と定義しました。それは、[適正な価格]、[経営者や従業員の優れた接客態度]、[品揃えが充分である]、[広告に虚偽や誇張がなく公正であり]、[取り扱い商品に対する知識があること]、そして[商品のアフターフォローがよくなされている]であります。そしてシェルドンは、これら一連の概念を「He Profits Most Who Serves Best 最もよく奉仕する者最も多く報いられる」という言葉で表したのであります。これが「Service Above Self 超我の奉仕」と共にロータリーのモットーとなって今も使われているのはご承知の通りであります。
  職業奉仕については、2680地区の深川PGの言葉を借りるならば、「職業奉仕」という言葉は、ロータリーの専門用語であってどんな辞書にも載っていないと指摘されます。確かに考えてみると奇妙な言葉であります。それは職業とは、私たちが生きていくための所得を得る手段であって、これは「自分の為のもの」であります。一方奉仕とは、自分以外の「人の為のもの」であります。このように相反する言葉を一つの概念として「職業奉仕」というので判りにくいのであります。
 ここでまた皆さんに質問をいたします。
 「果たして自分のための職業が、人のための奉仕とどのように結びつくのか?」「職業を営むこと、即ち金を儲けることが何故人のための奉仕となるのか?」「職業を奉仕と考えるには一体どのような考え方が必要なのか?」如何でしょうか?この一点を解き明かさないと「職業奉仕」は理解できないのであります。
 ここでロータリーの綱領をもう一度見てみますと「有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し…」とあります。判りやすく言えば「企業の根底に奉仕をおく」ということで、これがロータリーの中心概念であります。しかし、資本主義社会においては、企業の目的は利潤の追求ですから企業の根底には儲けがあるわけです。ではロータリーは、儲けを否定するのかと言えば、否定はしません。それを認めた上で「儲け」とは何かと考えます。適正な利潤を超えて儲けることは商人以外の人が不幸になることを意味します。従って商人は儲かって幸せになるが、顧客もその商品を買って幸せになる両者の調和点が何処かになければならない。これを抽象的に言えば「利已と利他の調和」ということになるのです。このような調和点を求めていくと、一つの取引を通じて、目に見える「金銭と商品の交換」だけでなく、目に見えない「満足と感謝の交換」をしていかなければならない。つまりお互いに信頼関係を交換することになるのであります。商人が長年に亘ってこのような取引を続けていくと地域社会に信用を築くことが出来ます。そして信用というものは、金銭をもってしては計り知れない程の価値のあるものであります。
 ロータリーは、そのために「四つのテスト」をロータリアンの行動規範として、その実践を求めています。また「最もよく奉仕する者最も多く報いられる」これがロータリーの職業奉仕の一番の基本であります。
 職業奉仕月間にあたり、ロータリーとはロータリアンに奉仕の心を授け、倫理を提唱していく団体であって、単なる寄付団体や慈善団体ではなく、ロータリアンの心の開発を目的とする団体であることを改めて確認したいと思います。
 先ほどの質問に対する答えですが、厳密に言えば両方とも職業奉仕ではなく、職業を通して社会に奉仕する、いわゆる社会奉仕であります。二番目の優良従業員表彰については職業奉仕として考えられる部分もあります。それは例えば表彰された従業員を見て、他の従業員がやる気を起すこと、そうすればそのことが会社にとってプラスになるわけです。つまり職業奉仕と社会奉仕の違いは?と言えば、まさに「He Profits…」で、受益者がロータリアン以外の場合は社会奉仕、受益者がロータリアンの場合は職業奉仕となるわけです。 (文責 在会報委員会)
ゲストスピーチ米山月間にちなんで 米山奨学生火 鈞 さん
火 鈞さん
 皆さま、こんにちは、私はカ キンと申します。出身は中国の南京です。今年の4月から、米山奨学生として福島ロータリークラブにお世話になっております。現在、福島大学経済学研究科1年生です。私の研究テーマとしては「日本の税制改革および法人税に関する特殊研究」に設定しています。日本社会の少子高齢化の進みにつれ、今までの課税制度の改革が迫られている中、法人税の新しいあり方について、研究したいという思いを持って、このテーマを取り上げたのです。そしてもう一つ、地球温暖効果ガスの排出権取引にもたいへん興味をもっております。つい、最近ロシアが京都議定書の参加決定に伴い、早くも来年から、いよいよ京都議定書が発効すると考えられます。それに伴って、日本経済に大きな影響を及ぼすと考えられます。日本の企業に新たな負担、つまり環境コストが発生するので、企業がどう動いていくのかは注目です。
 私は2000年の4月、福島大学経済学部に入学し、福島に参りました。今年は福島に来て5年目です。福島は私にとって、第二の故郷とも言えるのです。とても親しみを感じております。福島の自然と人情あふれる町が私に数多くの感動を与えていて、将来、大切な思い出にもなるのです。
 私の趣味は映画や音楽、特にスポーツが大好きで、スポーツで汗をかくのが何より気持ちいいことだと思っております。一番好きな選手は、NBAのマイケル・ジョーダンです。もちろん、新記録達成のイチロー選手も、大好きです。
 卒業後の予定は日本企業に就職することです。来年の就職活動に向けて、夏休み前から、着々と準備を進めています。
  以上、簡単な自己紹介でした。皆様方、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
小泉武雄名誉会長を偲ぶ 中 村 忠 治 会員
小泉武雄名誉会長
 わがクラブの名誉会員小泉武雄様が去る10月8日(金)午後3時20分、惜しくも逝去されました。享年98歳。
 小泉会員は1956年(昭和31年)に入会。1958〜59年度クラブ幹事、引き続き59〜60年度も2年続けてクラブ幹事としてご活躍、そして1966〜67年度会長としてクラブの発展にご尽力されました。さらに1973〜74年度には分区代理の要職を勤められ、またポール・ハリス・フェローとしてロータリーの発展に寄与されました。
  小泉会員の印象は、いつも笑顔を絶やさない温厚な紳士でしたが、曲がったことは嫌い、筋を通すべきところはきちんと筋を通す芯の強さがありました。福島市は終戦直後の大事な時期に市長に恵まれなかったことがその後の街づくりを大きく左右したと、独特の早口で熱っぽく語るのを何度か聞きました。
 またあるとき、例会終了後のエレベーターでご一緒したとき「うちのクラブは年寄りを大事にしてくれるからいいよなあ」といつもの笑顔で言われたのが印象に残っています。そのときなにか小泉会員を喜ばせるようなことがあったのでしょう。
 名誉会員になられてからも納涼家族会や年忘れ家族会に何度も元気な笑顔を見せて下さいましたが、お見かけしなくなってからどれほどの年月が過ぎたのでしょう。
  あらためて往時を懐かしみつつ、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。      合掌
■今週の寸景■
寸景
梅宮勇造会員:「エンジェルトランペット」
 いまにも天使が降りてきてイタズラしそうな、小さなトランペット。青々としていたホーキ草(実はトンプリ)もピンクに染まり、いま、秋たけなわ。我が家の庭はエンジェルトランペットの甘い香りに包まれている。
〜今週号は私が編集長〜 (10/7例会)  丹治正博 会員
丹治会員
 今週は「職業奉仕月間」にちなんで阿久津PGよりスピーチをいただきました。やや難しい話も活字にすれば理解 しやすくなります。スピーチの忠実な再現を心掛けましたが、お読みになる皆さんの理解が深まる一助となれば会報 担当として望外の幸せです。

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