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福島ロータリークラブ≪例会≫
例会日:平成14年9月12日(木) 12:30〜 
例会場:ホテル辰巳屋8F 
≪今週のことば≫『「同時多発テロ」から満1年』  河田 亨 会長
 世界を震撼とさせた「9.11」から1年が過ぎた。ニューヨーク、ワシントンなど被災現場をはじめ世界各地で追悼の催しが行われた。犠牲者のご冥福を心からお祈りする。

 幸い、「危険日」とささやかれた満1年の“当たり日”は無事だった。しかし、報道によれば、あのアルカイダは依然として世界各地に散在、“細胞”は生きている。いつ、どこで、何を引き起こすか計り知れない。他のテロ組織の情報も流れてくる。「21Cはテロの世紀」と託宣する評論家もいる。物騒な時代だ。

 さて、そのテロだが、私たちは深く、その意味、背景を考えぬまま、口にするが、正確には「テロリズム」(terrorism)の略語だ。「特定の政治目的を達成するため暴力またはその威嚇を通じて恐怖状態をつくり出す行為」をいう。そしてその行為者および集団を「テロリスト」と呼び、数ヵ国にまたがる場合、「国際テロ」と称され、1960年代から増えてきた<自由国民社「現代用語の基礎知識」>。

 昨年の「同時多発テロ」はその典型であるわけだが、注目すべき解説も辞典に載っていた。「テロリズムは最小のコストで最大の政治目的を達成しようとする…」(小学館「カタカナ語の辞典」)。

 テロと戦争は次元が違う。国際テロの報復に武力を行使すれば、世界規模の異質な戦争に発展しかねない。そしてアフガニスタンで見たように無縁な多数の庶民が巻き込まれる。

 もちろん、テロ絶滅は善良な人類の悲願だ。その道は何か。わがロータリーにも“役割”はないものか。折しも、12日からニューヨークで国際連合総会が幕を開けた。

≪ゲストスピーチ≫『「夫婦愛」について』  岡部 恵久子 さま
 私の主人は中国人で、結婚して6年になります。福島市役所に婚姻届を出して私の戸籍に主人の名前が載っただけですから、私達は夫婦別姓なんです。主人の名は謝清平、国籍は中国、査証は永住権です。

 当時私はあるラジオ局のディスクジョッキーをしていて、2階がレストランだったためランチを食べに通ううち、そこに勤務する福島大学大学院に通う中国人と知り合いました。

 以前から中国語を勉強していた私は会話を試したく、食事に行ったりドライブを楽しんだりしていると、思いがけず求婚されました。

 しかし、女性の私の方が男性より14歳年上でした。悩みに悩んで結局決心できたのは、共にバツイチであったこと。

 親の反対を押し切り、逃げるように郡山から福島へ来て、駆け落ち状態で野田町に8畳1間のアパートを借り、私達は新生活をスタートさせました。

 中国人の夫との暮らしは貧しかったけれど、洗面所もお風呂も女性優先、おまけに主人はお料理上手で女として快適でした。しかし、大学院を卒業後、主人の就職活動はことごとく断られ途方に暮れる毎日、「中国人」というだけで門前払い、「差別」という屈辱を体験しました。ならば機が熟すまでと、車の免許を取得したり、上海へ里帰りをしてすごすうち、私達は真剣に仕事を探さなければならない時期を迎えていました。

 幸い私は昔とった杵柄で、「恵&恵アナウンスネットワーク」を設立し、主人は中国人を逆手にとって通訳兼社員を求める会社に就職が決まりました。

 その頃、46歳になっていた私は最後の賭けに挑もうとしておりました。体外受精です。ある産婦人科に通い、排卵誘発剤を打ってタイミングを見計らって手術台に上がりましたが、麻酔をかけても耳だけは正常で、聞こえてきたのは「ないのです。中身は空っぽです」の言葉。かすかな希望は無残にも打ち砕かれました。「別れてください」と主人に言うと、「こどもがほしくて結婚したわけではありません。私はあなたと一緒にいたいのです」ときっぱり。「いずれ私の方が先に逝きます。その時、若くて健康な人にたくさんこどもを産んでもらって…」宿命をひっくりかえすことはできなかったのです。

 「恵&恵」は、福島県発注の磐越道関連のイベントのプロデュースの仕事を2年続けていただいたり、福島空港初の国際定期便上海線の司会をいただいたり順調に推移しておりましたが、ずっと日本と中国の懸け橋となる仕事がしたいと考えており、方向転換の潮時でした。その時主人が言った「旅行業は?」の一言が方向付けとなりました。私は一般旅行業務取扱主任者の国家試験に運良く合格。去年3月、念願の旅行社を立ち上げることができました。日本と中国、共にふる里という意味を込めて社名を「日華利(ヒカリ)アナウンストラベル」としました。

 私が社長、主人が専務です。年中無休でやらせていただいておりますが、今では中国人が毎日航空券を買いに来て、ジャスミン茶を飲んで暇をつぶしていきます。

 よく主人は私にこう尋ねます。「私のこと本当に好きですか」と。「当然(タンレン)」と答えては、合言葉のようになっていますが「愛は水もの」常に緊張感が必要です。

 私が70歳になった時、主人はいくつになるのか考えます。まだ56歳なんですね。私はキラキラ輝いて素敵な70歳を迎えたいですね。


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