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福島ロータリークラブ≪例会≫
例会日:平成14年8月22日(木) 12:30〜 
例会場:ホテル辰巳屋8F 
≪今週のことば≫『瞼に浮かぶ「終戦の光景」』  河田 亨 会長
 終戦記念日。57年前の朝鮮・京城[けいじょう](現在の韓国・ソウル)はものすごい暑さだった。当時、旧制中学3年の私たちはこの日も朝から近郊の軍用飛行場で勤労動員、塹壕[ざんごう]堀りに励んだ。戦時下、ましてソ連参戦という緊迫した戦局のもと、夏休み返上は当然だった。

 作業に取りかかる寸前、担任教師が訓辞した。
 「きょう正午、大本営はラジオを通じて重大発表をするそうだ。しかし、諸君らは作業を続けろ。放送は教官が兵舎で聞いてくる…」。昼の食事、休憩。私たちは何もわからず、ガヤガヤ語り合っていた。そこに戻って来た教師が沈痛な面持ちで口を開いた。「本日の作業はこれで終了。戦争は終わった。畏[おそ]れ多くも天皇陛下がそう仰せられた。諸君は日本人であることを忘れるな」教師の目は真っ赤。顔は涙にぬれていた…。

 何日かたって、非常連絡網で「全員登校」を命じられた。廃校式。やはり残暑の厳しい日だった。全校の教師・生徒の見守る中、校旗と天王皇后両陛下のご真影(公立学校に下付されていた)に重油がかけられ、火が点じられた。真っ赤な焔[ほのお]、もくもくと吹き上げる黒煙。みんな泣きながら肩を組み合って校歌、そして応援歌を歌った…。14歳少年の見た「終戦の光景」がお盆を迎えると必ず瞼に浮かぶ。そして決まったように、私は口にする。「あれから△△年…」…。

 復興、平和、繁栄――。確かな足取りがつづいた。日本、世界は変わった。

 だが…。21C初頭の9.11(同時多発テロ)以来、緊迫感がただよう。懐疑が残る。危機感を拭えない。

≪インターアクトクラブ年次大会の体験発表≫「自然と共に」 福島東稜高校IAC 木村優子 染谷 香
 年次大会の初日には会津農林高校の先生による、テーマ「森林保護」と題して講演がありました。生態系の中で森林の持つ役割や地球に優しい生活の心掛けなどを考えながら、これからの生活に反映していきたいと思いました。

 2日目は枝を用いたペンダント作り。オリジナルの作品が出来ました。昼には植栽ボランティアということで、宿舎の道路沿いに、約50mにわたって菊の植え付けを行いました。午後に入ると樹木当てのオリエンテーリング大会。約2時間山の中を散策しました。その他、屋外炊飯、キャンプファイヤーと盛りだくさんの活動を行いました。

 いずれも炎天下の中の活動で、体力を要するものばかりでしたが、この大会で多くの友達もでき、また、たくさんの思い出も作ることができました。

 ロータリーの皆さまのご協力のおかげと感謝いたしますとともに、本日の例会にお招きいただきありがとうございました。

≪新会員スピーチ≫「エルダー世代を有意義に」  中村 啓治 会員
 スピーチのテーマは「60歳以上の熟年世代はどのように生きていけばいいのか」ということです。私も含めて皆さん方も、いずれは第一線を退かれる日が来ます。引退後の20年30年間を人間らしく威風堂々と輝いて生きていくこと、生きたなという達成感が人の生きざまとして大事です。

熟女!?

 私はテレビに関係していますが、世の中のご婦人から叱責されたことがあります。怒られたのはニュースの見出しの問題でした。「67歳の老婆、クマに襲われる」「65歳の老女はねられる」…などです。怒りのホコ先は「どうして67歳が老婆なの。65歳で老女なの。私たちの世代を年寄り扱いしないで。私たちは熟女なのです。」ということでした。

 最近のニュースでは、68歳の老婆とは言わず68歳の女性、男なら65歳の男性という表現に変わっています。テレビでは年齢層を総称する老婆とか老女といった昔ながらの表現はタブーであり、死語になりつつあります。こうしたご婦人たちのクレームはひとつの社会現象であり、熟年世代の意気込みといいますか、存在感をひときわ際立たせたものとも言えなくもありません。

エルダー世代(elder generation)

 ある大手広告会社は50歳以上をエルダー世代と総称して、シルバーである65歳以上をエルダー本格期、これまでどちらかと言えば右カタ下がりの人生とされてきた人々が、もうひと花咲かせる高揚期に転じたと位置づけています。

 人間(ひと)は必ず老衰期を迎えますが、その前の熟年時代、特にエルダー本格期をいかに充実させ、長く維持することができるかが、尊厳に満ちた人生を過ごす上で一番大事になると実感しています。この時期をどのように生きるか、どのように生きるべきかという毅然とした目的意識をいかにして持つかということが問題となります。では、どうすればいいのでしょうか。

青春の詩(うた)

 私はアメリカの詩人サミエル・ウルマンの「ユース 青春とは」という詩を思い出します。

 青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
 人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
 人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。
 希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる。

 私はウルマンの指摘する若さを保つ「信念・自信・希望・探究心」を念頭に歩んできました。熟年時代を有意義に生きるためには、こうしたウルマンの詩の精神が必要になってきたと思います。

三原則

 先日、イタリアへの熟年旅と称するツアーに参加してきました。私が先輩の話をして、エルダー世代を生きる上での三原則「風邪ひくな、転ぶな、義理を欠け」を紹介しますと、ある金持ち風の女性から「もうひとつの三原則。小カネを持ち、友達を持ち、何よりも健康」がこれからの熟年世代の標語よと言われました。この調子だと女性はますます長生きし、強くなる。熟年世代を対等に生きていくためには、男も頑張らなくては、というのが私の感想でした。


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