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福島ロータリークラブ≪例会≫
例会日:平成15年5月22日(木) 12:30〜 
例会場:ホテル辰巳屋8F 
≪今週のことば≫『SARS危機の中、ブリスベンへ』  河田 亨 会長
 新型肺炎(SARS)が世界を揺るがせている。イラク戦争直後、中国、香港、台湾を中心にSARS感染者、死者がにわかに拡大。日本でも関西を旅行した台湾の医師が帰国して患者と確認されたのを機に、不安が一挙に広がっている。

 22日現在、日本での発症者はゼロ。緊急対応は一応、効果をあげている。しかし、共同通信社の電話全国世論調査(17、18日実施)によると、政府、自治体、医療機関の体制を含む日本の対策について、「不安を感じる人」は78.3%にのぼっていた。さらに64.2%の人が「日本でも広がる」と予想した。もちろん、確証を挙げての回答ではない。しかし、SARSウィルスの恐怖を暗示する数字だ。果たして、いつの日、人類は「制圧宣言」を発しうるのだろうか。

 「危ない」というなら、お互い、じっとしているのが一番だ。中国、台湾はもちろん、外国旅行は要注意。感染国からの渡航者も自粛願わねばならない。国際大会が各所で中止、延期されたのも、地球規模での危機意識の現れだろう。

 ところが、豪州・ブリスベンで月末に開幕する第94回RI国際大会は予定通りだ。SARSショックでキャンセルが相次いでいる。第2530地区でも辞退者が何人も出た。やむを得ぬことだろう。

 しかし、主催のRIは「万全の対応」とJTBなどを通じて大アピール。それを受けて、阿久津肇ガバナーは敢然として赴く。高齢の土尾繁一ガバナーエレクトも体調を整えて参加する。そうだとすれば、私がためらう理由はどこにもない。渡会章福島西RC会長との約束をホゴに出来ない。こうして26日成田を出発、8日間の豪州旅行を敢行することにした。

 地球と人類が直面した危機に、ロータリーがどう対決しているのか。平和・病魔との戦いにいどむロータリアンの姿を直視するとともに、防疫の先進地といわれる豪州の取り組みを勉強して来ようと、決意した次第である。

 時節柄、今まで経験したことのない悲壮感を抱いての外国旅行だ。ウィルスに強いというマスクを3枚も用意した。空港、機内、人込みで使う。手袋、ウガイ薬も持参。ほかにも…。

 留守中の例会(29日)は渡邊又夫副会長に託した。会員の皆様もよろしく。では、元気に行って参ります。無事に帰国することを誓います。  

≪ゲストスピーチ≫ 『自然と共生に愛が』 (有)オールドアウルス代表取締役 呑田 理美子 さま
■ゲストスピーカー紹介
<経 歴>
東京都生まれ
昭和36年 神奈川県立横浜平沼高等学校卒業
(株)パレスホテル(東京) 入社
昭和39年〜 英国へ留学((株)パレスホテル退社後)
昭和42年 ウエスト・ロンドン・カレッジ終了
(ケンブリッジ英語検定合格)
昭和43年〜 駐英日本大使館大使公邸 生花装飾担当 他
昭和45年 (株)京王プラザホテル入社(料飲部取締役
部長秘書、マーケティング部販売企画課)
平成2年 (株)オールドアウルス設立
(ファームハウス都路建設準備 他)
平成4年 「ファームハウス都路」営業開始
<活動に対する抱負>
 “田舎の実家”として、街の人も、村の人も気軽に滞在できるそんな村づくり、地域の自然づくりに役立ちたいと考えています。中山間地域の自然が21世紀を生きる人達に心のやすらぎの場として残されるよう、この地域に住むすべての人達に努力してほしいです。
<得意とする支援活動>
 生活を通しての地域環境と地域づくり。農村と都市住民との交流。

 都路村に住み13年目になります。村の方々のご協力で国道288号線沿いの高台に農家を移築し、広々とした空間の中で日々を過ごしています。なだらかな山々と裾野に広がる田畑は5月になり刻々と緑のバリエーションが豊かで、毎朝その変化に驚いています。冬の間は家々の赤や青の屋根が妙に目立っていましたが、今は緑に囲まれかえってアクセントになっています。手入れのゆき届いた庭木と花々が額縁のようです。田舎の四季の中で生活してみて日常の豊かさ、質の高さが理解できました。

 今日は私の日頃の生活を話し皆様にほんのりとした暖かさを感じていただけたら幸いと思います。4月22日に12年間同居していた猫のクロちゃんが突然家出をしました。毎日“愛してるよ〜ん”と呼びかけ、信じ合っていたのに何故か…の事件。友人知人に事情を伝え目撃情報の度に大好きな“おやつ”を持って走り回っています。さて彼女の家出の理由をあれこれ考えてみました。昨年の春頃、迷子の犬2匹が我が家に出没、本人達と話したら同居が決まり、犬舎も整えました。野良時代を経験している彼らはそれでも地域パトロールを欠かさず、猫や小動物、子供の追っかけと自由犬そのものです。加えて、昨夏に友人宅の葬儀中にウロウロ現れた片目の子猫を保護。そのまま同居となり、短時間に家族が増えてしまいました。12年もの間姫様のように天下一だったクロちゃんは、外出不自由、変な子猫との同居と180度の環境の変化に対応するのは大分つらかったかと思います。特に日を追って大きくなり馴れてきた子猫は、ショー太と呼ばれアイドルの座を確立しかかっていました。ちょっと気難しい老猫は時々忘れられたり、話題の中心からちょっと遠のいたりしたかと思います。私も心がけてクロちゃんを第一にとしていたつもりでしたが、外の犬達とショー太と店の営業やらで、きっと彼女の寂しさを受け止めていなかったのではと、反省しているのですが。恐らく環境の激変に心がついていけなかったのでしょう。不憫な思いです。

 同じようなことが人と人との間でも起きるのでしょう。私の場合は主人が早めの退職準備中で長かった単身赴任を終わりにする予定です。この自然いっぱいの都路にしっかり根を下ろすことになるわけです。彼もまた激変する生活に大いに戸惑うことになるはず。結婚32年、日常をゆっくりと共にした時間は5〜6年、離れて生活するのが当たりまえだった中年夫婦はこれからが正念場でしょう。幸いなことに帰宅の度に草刈りや畑仕事を覚え、ご近所の農家の方々に働き者の印象をアピールしていた彼は地域への順応もそう難しくはないと考えられます。ただしネオンや、街の音がまったくない日々が続くとどうなるのでしょう。主な相手は中高年の方々、動物や小鳥そしてたっぷりの自然になるわけです。もしかして、ふっとクロちゃんの気持ちになる可能性は考えておかないと。田舎生活にうまくリフトランディングできればと願っているのです。

 もちろん私やスタッフの日常に波風が立った時も想定して、今まで通り何事もオープンにそして力を合わせて行動する。相手の身になり自分自身をちょっと離れてみること。簡単そうでなかなか難しいと思いますが。

 40歳くらいまでは若さにまかせて性急に日々を駆けぬけてきました。それでも経験してきた事々がすべて今につながり、そして今は明日に進んでゆくわけです。せっかくの都路生活も、残り時間を考えると一瞬も無駄にできません。朝の猫の食事、犬の散歩と確実な日常の行動が豊かで質の高い世界であることを、より多くの方々に味わっていただきたいと、心から願っているのです。


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