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福島ロータリークラブ≪例会≫
例会日:平成15年3月6日(木) 12:30〜 
例会場:ホテル辰巳屋8F 
≪今週のことば≫『みんなのための「公正な卒業式」』  河田 亨 会長
 高校の卒業式に招かれて出席した。福島東稜高校。3月4日午後1時半から、県文化センター・大ホールで。臨席は福島RC会長の特権?である。わがクラブは同校インターアクトクラブのスポンサー。そんな“縁”で、会長は他の来賓とともにヒナ壇に座る“習わし”だ。私も責務を感じて赴き、“感動のひと時”を過ごした。

 感心したのは卒業証書授与。卒業生全員が学級担任教師の“点呼”に応じて、壇上にすすむ。小原満夫校長がひとりひとりに直接、証書を手渡し、励ましの言葉を垂れる。未曾有の就職難。元気のない子どももいる。そこで、校長は進路に応じて、適切にアドバイスしているようだった。この間、実に1時間、校長は立ちっ放し。担任は生徒を知りつくしているだろう。名簿にはほとんど目をやらず、澄んだ声で点呼。生徒の返事も気持ちがよい。

 「ボクの卒業式はどうだったろう」。小学校は戦中の緊迫時、高校の時は戦後の大混乱期だった。半世紀以上も前だ。
 従って、記憶は相当あやしいが、校長から直接、卒業証書をもらった覚えは全くない。授与されたのは優等生の“総代”だけ。私ら、その他大勢は名前を呼ばれただけだった。公立校や大学の場合、今もその方式が多く、マンモス校では時間的に止むを得ない面もある。しかし、東稜高は小原校長の意志もあって、何時間かかろうとも“直接渡し”を貫くという。小原氏も橘浩二郎校長代行もロータリアンだ。ロータリーの『四つのテスト』にうたわれた「みんなに公平か」「みんなのためになるか、どうか」を実践しているのである。

 式はたっぷり2時間かかった。だが、ざわつきも、中だるみもない。私語を発する者もない。式辞、送辞、答辞、謝辞とヤマ場がつくられ、やがて、クライマックスの「仰げば尊し」「蛍の光」の斉唱。私も指でリズムをとりながら、口ずさんだ。青春の思い出と重なる。目がしらがあつくなる。壇上から見渡せば、大勢の少女らが泣いていた。すばらしい涙だ。そう思うと私の両眼も涙でうるむ。そっとハンカチで拭った。

 卒業生が感激を胸に刻んで退場。教師、父母、在校生の拍手を浴びて。卒業生ひとりひとりに担任教師が花束を贈った。私らのころには考えられなかったうるわしい光景だ。「みんなのための公平な卒業式」――ロータリアンの経営する私立高校にそれが生きていた。

≪ゲストスピーチ≫ 『愛の本質について』  ショウ 恵津子 さま
 保育を学んでいた時に聞いた話。生まれたての赤ちゃんに一切愛情を与えないと死んでしまうというものだった。先生は人間は愛情なしに生きられないとおっしゃった。この話にとてもびっくりした。

 私が若いとき、カウンセリングを受けた時がある。最初の質問は「あなたは自分を愛していますか?」というものだった。皆さんはその質問にどう答えるだろうか。聖書の中にこんな言葉がある。「あなたは自分を愛するようにあなたの隣人を愛しなさい。」自分を愛せないものはあなたの隣人を愛すことができない。日本の文化は謙遜、謙譲を良しとする。日本の母親たちがわが子のことを、家の子は出来が悪くてと言う。そんな時アメリカの母親たちは自分の子を家の子は天才だと言う。日本の子供たちは母親の否定的な言葉やまるで呪いとも思える言葉で育てられている。私たちは思索の中で否定的な思いが強いと思われる。自分は愛される価値のないものという思いが自分を支配する。

 私には姉と弟がいる。典型的な真ん中の子として育ち、母の愛を感じないで成長した。中学の時ラジオのキリスト教の通信教育を受けた。その時最初の言葉は「神は愛です。神はあなたを愛しています。」というものだった。この言葉は私の心をしっかり捕らえた。どんな人でも愛されたと思っている。また、愛された経験は人を強くする。愛された人の心は優しくなる。

 1975年1人でイスラエルへ行った。イスラエル大使館に勤めている人に紹介状を頂きキブツに行くことができた。イスラエルにはユダヤ人とパレスチナ人が一緒に住んでいる。アラブ人はイスラム教の人が多く、考え方や文化に大きな差があり理解しづらい。理解しようとすると無理があるので、ただ単純に違うんだという理解を持った。

 世の中には不条理なことが多い。孤児が多いのもその一つだと思う。自分の親に捨てられるという受け入れ難い事実がある。人生の初めからその存在を拒否された子供たちの魂の中で、どんなことが起こっているのだろうか。捨てられたり、売られたり、放棄されたりした子供たちが世界中にとてもたくさんいる。礎の石孤児院は世界四ヵ国、カンボジア、フィリピン、ブラジルそしてガーナにその働きが与えられている。孤児院に関する当教会の働きは当初、インド、ケニア、ベトナム、フィリピン、ルーマニア、カンボジアなどで働く他団体へ定期的な経済援助が中心だったのが、97年5月に前田宣教師が派遣され当教会直営の孤児院が設立されるようになった。2001年12月14日にNPO認可、2002年10月25日カンボジア孤児院国際NGOを取得するに至った。皆さまの尊いご支援をよろしくお願いします。

 県北第1区のインターシティ・ミーティング開催  
 福島中央RCがホストクラブとなり、去る3月8日、ホテル辰巳屋を会場として県北第1区の2002−2003年度のインターシティ・ミーティングが開催された。第1部は「貴方はなぜロータリアンですか」というテーマで、脇屋隆治会員がパネラーとして含蓄のある貴重な意見を述べた。つづく第2部では「これからのロータリー活動」というテーマに対してフロアからの発言者として幕田昌之会員がフレッシュな発言をした。福島ロータリークラブの会員も多数参加し、貴重な体験をした。懇親会も盛り上がった。
 東稜高の2人に優良インターアクターの認定証  
 福島東稜高校インターアクトクラブの卒業生は6人。このうち木村優子さん(普通科)、染谷香さん(同)が優良インターアクターに輝き、福島ロータリークラブは3月3日、同校で行われた各種表彰式の席上、河田亨会長から2人に認定証と記念品を贈った。表彰式には当クラブ理事・新世代担当の尾形寿一会員も出席した。

 2人は小原校長の推薦に基づくもので、各月の例会に皆出席したほか、各種行事で奉仕を実践した。木村さんは福島市内の中堅企業に就職が内定、染谷さんは福島学院短期大学に進学、ローターアクトクラブに入ってさらに頑張るという。


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