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福島ロータリークラブ≪例会≫
例会日:平成15年2月6日(木) 12:30〜 
例会場:ホテル辰巳屋8F 
≪今週のことば≫『首相演説、気になる「デフレ不況」』  河田 亨 会長
 イラク情勢が緊迫してきた。北朝鮮の核問題も心配だ。だが、それ以上に気になるのが、デフレ不況の推移だ。そこで小泉首相の施政方針演説を注目した。1週間前の31日。テレビで聞いた。翌日の新聞で確かめた。率直に言って、がっかりした。歯切れのよさが身上だったのに、新鮮なキーワードが見当たらない。「大胆な構造改革を推進する」。声高に叫んだが、精神論ばかり。具体性が乏しい。迫力も今一つ。「小泉さん、元気がないぞ。日本は大丈夫だろうか」。こんな疑念が湧いた。

 新聞論調も惨たんたるものだった。「近年まれな無味乾燥、平板、退屈な演説…首相の息切れが聞こえる…投げやりとも見える…」(朝日)「破綻した経済政策に固執するな…経済再生に具体策なし…首相は国民が一番聞きたいことに答えなかった…」(読売)「実績の伴わぬ熱弁はうつろ…野党一斉に言葉の軽さに毒づく…にじみ出る改革後退…」(毎日)「精彩を欠いた精神論…首相と国民を結ぶ“言霊”は宿らなかった…首相の言葉から“神通力”は消えうせた…」(福島民報)「言葉でなく改革の果実を…公約自体が危うい…掛け声の時期はとうに過ぎた」(福島民友)。
 2月3日からの代表質問の答弁も施政方針演説の繰り返し。“棒読み答弁”で逃げた。首相の手づまり感がにじむ。

 首相は経済再生に向けて「あらゆる政策手段を動員する」と強調「歳出、税制、金融、規制の4つの改革を加速させ、政府日銀が一体となってデフレ克服に取り組む」と決意を披れきした。しかし、一方で「改革は道半ば、成果が現れるまでにはしばらく時間が必要」と釈明した。従って「不良債権問題は04年度に終結させる」「金融危機は起こさせない」と言明しても、空々しく聞こえるのである。

 また首相は、改革と不況打開の担い手を民間に期待し「暮らしの構造改革」も訴えた。そして「日本人の潜在力と英知が相次いだ危機を克服した」と述べ「悲観から新しい挑戦は生まれない」と国民の奮起を呼びかけた。

 ロータリーに集う私たちは民間人ばかりだ。首相の言わんとしている背景も理解する。各人が“生き残り”をかけて真剣に対応している。しかし、政治家や役人がどこまで国民と“痛み”を分かち合おうと取り組んでいるだろうか。だから国会での首相演説を機に“不協和音”が堰を切って流れ出したのである。

≪新会員スピーチ≫ 『ごみ問題を考える』  田島 宗隆 会員
 「職業奉仕」
 私は阿久津ガバナーの「新会員研修会」で、ロータリーの綱領における職業奉仕の精神と、「事業および専門職務の道徳的水準を高めること」の重要性を教えていただきました。私の会社は、「職業分類」の上では製造業となっておりますが、産業廃棄物収集・運搬業も営んでおります。そこで今日は「ゴミ問題」について、お話をさせていただきます。

 まずはじめに、奉仕の精神とはかけ離れた事例をお話ししなければなりません。それは最近ニュースになっております「青森・岩手の県境での産業廃棄物の不法投棄」の問題です。

 首都圏より運び込まれたゴミの総量は82万m3。東京・霞ヶ関ビル一杯半分にもなります。不法投棄をした産廃業者は計画倒産しました。これは不良業者の常套手段です。悪質な業者はこうしたことをまた別なところで繰り返すのです。環境省が特別立法により費用の半額援助しますが、その費用は民間の試算で、搬出用の新道路整備費用だけでも、600億円〜800億円。岩手県側計画だけでも、処分には8年程度。費用はトン当たり7万円掛かると考えられています。現実に心無い業者の行いが、これだけ莫大な負の遺産を生み出す結果となっています。

 「ゴミ処理での環境破壊」
 しかし、現実には不法投棄だけではなく、通常のゴミ処分にも多くの問題があります。焼却・埋め立てといった従来の処理方法には次のような問題があります。
(1)大気汚染ダイオキシン汚染。
(2)地球温暖化オゾン層の破壊。
(3)水問題汚濁排水、地下水の汚染。

 循環型(リサイクル)社会
 こうした社会背景から2000年には「循環型社会形成推進基本法」をはじめとする各種法整備がなされ、大量廃棄社会から循環型社会への脱皮が法制化されました。このなかで廃棄物処理の優先順位が決められ、〔1〕発生抑止 〔2〕再使用 〔3〕再生利用 〔4〕熱回収 〔5〕適正処分と決まりました。ここでペットボトルの分別収集のしかたをご覧いただきましたが、各ご家庭でのご負担もさることながら、その製品の種類の多さに驚かされます。残念ながら発生抑止の動機付けは無く、現実には大量廃棄・大量リサイクル社会となっているのが実情です。

 循環型社会への改革と永続的取り組み
 こうした問題を解決して行くためには、「住民・消費者・事業者・行政」が責任と費用をそれぞれ分担する社会へ切り替えて行かねばなりません。また事業者にはゴミの排出者責任があります。今後はリサイクルを考えた物づくりが不可欠です。このままでは環境負荷の増大は避けられません。環境問題は永続性が基本の長期的視野を必要とした計画が必要です。しかし、経済は短期的視野に立った効率重視の物であり、利益が相反します。そのため循環型社会の形成には、「社会生活の改革」とグローバル(地球規模)での取り組みが必要です。

 慈愛の種を播きましょう
 循環型社会の確立とは、自然の恵み(地球環境・自然・資源)を次世代の孫、子供たちへ渡していくのが目的のものであり、「循環社会確立」はそのための手段です。ゴミを捨てる。こんな単純な事からでも、慈愛の種を播くことができると思います。そのために、私たちは「職業奉仕」の精神において自らの事業の廃棄物問題を考え、また各々の日々の生活を改めて行かなければならないと思います。

『インフォーマルミーティング開催される』  幕田 昌之 会員
 2月6日午後6時から「万松」でインフォーマルミーティングが開催された。阿久津肇ガバナーのご出席もいただき上期の反省と下期における活動の確認のための討議が行われた。特に会員の減少を防ぎ増強になおいっそうの努力をしていくことを確認し合った。立春になったとはいえ寒い中、多くの会員の参加の下、有意義な話し合いと懇親の時間を共有した。

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