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私が福島ロータリーに入会させていただいてから約2年と9ヵ月たちました。入会の際は、故郷の指宿と知覧の話をさせていただきましたが、今日は貴重な時間を頂きましたので私が仕事を通じて思っている近未来の福島について話しさせていただきます。少しは、仕事をしているPRもしたいと思います。
今も変わらない福島の印象は、台風等の災害も少なく、自然も素晴らしく住みやすい県だと思います。美味しい桃・りんご等…、他県であれば、生産量で2位なら味で日本一などと言って当然アピールするところですが、そこまでしなくても十分食べていける豊かさがあります。特に、私に印象深いのは次男坊以下でも地元で生きていける豊かさです。わたしの故郷の鹿児島では、次男坊以下は大学は出してあげるけど、卒業したら自分で生きていきなさい…といった、厳しい一面があります。これは、台風、桜島の灰…など、努力しても市場が遠いため、なかなか収入に結びつかない面があるからだと思います。
製造業が中国に移っていく中で、21世紀の産業、例えばITでいうなら、そのコンテンツ産業は、福島県において発展の可能性が高いと思います。自然の中で仕事が出来、老後も元気に家族の近くで住める…そんな世界を実現できればと思います。
私が福島に着任した3年前は、県内の学校教育現場のインターネット環境は最悪でした。新聞等でご覧になった方もいるかと思いますが、全国で下から2番目でした。現在、環境は整いつつありますが、市町村の首長さんのスタンスに大きく影響を受けています。我が福島市も先進地とは言えない状況でした。ただ、県内の各市町村は努力を始めていますので、1〜2年後は、全国でも上位に位置できると思います。
私はインターネット等はツールだと思います。これによって、本や新聞がなくなることは、まずないと思います。なぜなら、日曜日の昼にゴロッと横になって本や新聞を読んでいる方が多いのではないでしょうか?必要な情報を得るのに最適なツールだと思って、あまり難しく考えない方がいいと思います。
一方、大学等では、いろいろな情報の取得、レポートの提出等もメールを使ったりする場合が多くなっています。これは、就職時にも会社情報や申し込みをメールでしか受け付けない企業もあるなど、今後もこの傾向は顕著になると思います。
IT分野における日本の遅れを指摘する方々がいますが、早晩こういった学生が社会人となってくると、仕事の仕方もガラリと違った世界を築いていくのではないかと思います。
我々の身の回りで、一番変わりつつあるのが、建設業界だと思います。昔は分厚い施行報告書等が必要だったのではないかと思いますが、今では、電子入札などと、この種のツールを使えないと、入札すら出来なくなるといった事態を迎えつつあります。これに対処するには、単にパソコンを入れるといった考えではなく、仕事の仕方を根本的に変えるといった取り組みが不可欠だと思います。いわゆる業務の見直し、BPRの推進です。
次に私の描く「2010年の福島県のイメージ(私案)」について述べます。まず、第一にソフト産業並びにコンテンツにかかわる産業を会津大学をベースに立ち上げていけば、自然とマッチし、かつ首都圏市場との距離を克服した形で仕事に従事できる場が出来ると思います。東京は「仕事で就職」の形から「休みに遊びに行く所」といった文化になれば面白いと思います。
また、農業で言えば、無農薬等の個性のある商品をうまく消費者とネットワーク化出来れば、付加価値が高く、競争率の高い生産物が発信できると思います。生産者の顔が見える形での発信をすれば、経年毎に販売ルートが出来上がっていくと思います。
私の夢は、福島県の老人は、遠隔医療等により、元気な老人が多い。また過疎地の中高生も英会話力が優れているといった、過疎・高齢がハンディでない社会が出来ることです。
それを実現する第1歩に、県・自治体が進める情報化の取り組みがあります。この取り組みは行政レベルだけでなく、学校や民間レベルまで取り込んで発展していくものと期待します。10年たった時に情報化をうまく利用した県として、農業やいろいろな分野で成功すれば本当の意味で住みやすい素晴らしい県になると思います。
最後に、福島ロータリーの先輩方に、なっては欲しくない例を述べます。失礼があったら陳謝します。まず、俺がわからないから会社には導入しない。この考えの方は早く次の世代に任せることをお勧めします。また、世の中の流れに乗り遅れたくないから単に導入…というのは、必ず苦労し、効果が少ないと思います。自分の会社・職場の近未来を想定して業務の見直しをした上での導入をお勧めします。
福島に来て、体重が10kg増えました。私の近未来への課題は減量です。
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