福島ロータリークラブ≪例会≫
例会日:平成13年11月22日(木) 12:30〜 
例会場:ホテル辰巳屋8F 
会長あいさつ  三宅 喬 会長 
 先週の阿久津GE事務所開設披露例会を多数の会員の皆さまの参加によって盛り上げていただき誠にありがとうございました。後程、阿久津GEからごあいさつがございます。

 さて、今年も余すところ、あと1ヵ月余となってまいりました。昨今の内外の情勢を思う時、年の頭初、誰もが予想し得ない状況ではないかと思います。

 国外的には世界貿易センタービル爆破によるアフガン問題、また、国内的には予想外といえば失礼かもしれませんが小泉総理の誕生によっての聖域なき構造改革、特に特殊法人見直し等、新聞、TVがこれほど関心をもって見られたことは、あまりなかったのではないかと思います。ビン・ラディンが、あのテロ行為を行ったとしたら、これはあまりにも恐ろしい構造改革といわざるを得ません。一昨日、私のもとにもユニセフから難民支援のための基金協力がまいりました。過日の地区大会ではニューヨークへの基金協力が緊急動議によって決定いたしましたが、今度は難民支援基金協力の要請がなされるのではないかと思っております。折も折、地区では人間尊重委員会が開催されますが人間の命の尊厳さを考える場としては絶好のタイミングだろうと思います。

 一方、特殊法人見直しでは道路問題に一気に火が付き、過日のタウンミーティングで小泉総理が道路公団国費打ち切りを宣言したことによって与党内に亀裂が入り喧々囂々(けんけんごうごう)の様相を呈しており総理対自民党の対決にまで発展しそうであります。時間がありましたら道路行政に大変詳しい江花会員に「道路とは」についての話を聞きたいと思っております。

スピーチ「これからの職業奉仕について」 職業奉仕副委員長 佐藤 順一 会員 
 PハリスがR.C.をはじめたのは、商売のお客は沢山あってもその人達は気の許せる相手ではない。当時のシカゴは田舎から出て来てやっと職業にありつけた人間ばかりで、同業者は最も警戒すべきライバルであった。そんな時、Pハリスは県人会的なものとして同郷の集まりという事を考えたが果たせず、結局気の合った同じような境遇の人達が集まって語り合うR.C.が生まれ、気兼ねしない楽しい集会となった。9人くらいのメンバーの時でたまたま、その仲間は別々の職業であるのに気付き、この楽しさは一業一人の構成にある事を悟ったのでこれを制度として拡大に努めていった。

 一業一人という事の利点は現実的には会員相互の間で安心して取引や需要が間に合うという点であった。(現在は一業一人という事は変わっておりますが)これがR.C.の特色となり、会員のメリットとして宣伝された。

 この歓びを聞いたPハリスは弁護士仲間のカーターに入会を勧めたが、彼はそんな自分達の仲間の利益だけを考えている会は、発展も継続もしないといって入会を断ってきた。当時シカゴは下の用を足すのに、レストランかデパートを利用するしかなかったので、市役所にトイレを寄付する運動の先頭に立って成功したのでありました。これがR.C.の社会奉仕の最初であると言われております。その後もっと身近で誰にでも一人一人でやれる奉仕はないかと考えていた時、1908年入会したAFセルドンという経営者が自らもセールスマンで養成学校の理事者であったことから世の中の役に立つ目標と標語が必要であると考えました。そこで「R.C.は皆職業人である、社会の信用を保つ事が第一であり正しい商売をすれば必ず繁栄して市民にも喜ばれ世の中のためになる」これをR.C.の旗印にしようと思いつき、そこから“He profits most who serves best”「最もよく奉仕する者、最も多く報われる」というR.C.公式標語が生まれ「職業奉仕」が確立されたといわれております。

 さて、ロータリー綱領第2項に「職業奉仕とは実業および専門職業の道徳水準を高め…云々」とあります。抽象的な表現で理解しにくい面がありますが、資料をあさってましたら、ちょうど15年前のガバナー月信に田中PGの分かりやすい表現が出ておりましたので説明させていただきます。
職業奉仕活動といえば「4つのテスト」ですが4つのテストの具体的な例えとして

1.真実かどうか…顧問に対して、常に正直と親切をしているか。
2.みんなに公平か…従業員に対して、彼等の長所を十分に認めているか。快適な職場を確保しているか、苦情に対して公平に処理しているか。
3.好意と友情を深めるか…競争者に対して公平なる態度で接しているか、彼等と共に事業の水準を高める努力をしているか。
4.みんなのためになるかどうか…協力業者に対して、公平かつ友情に満ちた関係を保っているか。いつも支払いをよくしているか。

であります。
 職業は生活の資を得るための行動であり、自己の欲望が原動力である。しかし自分の欲をかくばかりでは成り立たない。そこに道徳、すなわち社会的責任がなくてはならない。
 私は職業は社会の分業であると考える。利潤は分業分担に対する報酬であり、分業である以上は、そこに責任感と誇りがなくてはならない。
 よって職業とは自分の利益と公共への奉仕が両立し密着している状態でなくてはならない。
 これを意識し特に己が職業的意義を十分に考えて営業する、これが職業奉仕であると信じます。
 この故をもって職業は人間修行の場ともいえるのである。理解しやすい解析だと思います。

 私は建設産業の中で商いをさせていただいておりますが、皆さまご承知の建設業界もご多分にもれず、雨より嵐の業界であります。ともすると、自分の所だけはと牙城を守りに入って外界との接触を断ち、他人が不幸をかぶるのを見て見ぬふりをして自分の所だけはと思ってしまいますが、私がR.C.に入って10年になりますがいろんな異業種の方々とお付き合いさせていただき、それぞれ特色のあるやり方・ビジョン・悩み・苦労をお聞かせいただいてから人それぞれに立場が変われば悩みも変わり、それなりの努力をしていることを知ることとなり、私も何度か励まされた時がございました。ロータリアンである事の誇りと、ロータリアンであるがための礼節、ロータリアンである事のプライド・責任感。やはり職業を通じてのR.C.の本分がやっと分かりかけてきたような気がいたしております。

新入会員スピーチ 東北電力福島支店長 佐々木恭之助 会員 
『電力の現状と現代社会の「間」の効用』
 福島支店が東北電力の中で、どのような位置付けにあるかをまずお話しいたします。電力需要、これを「販売電力量」と言いますが、12年度で136.64億kWh、これは当社全体の約18%に相当し、7支店中、新潟、宮城に次ぐ第3位であります。昨年3月からご承知の通り、電力小売の一部自由化が始まりましたが、その対象である特別高圧、いわゆる大口電力需要は、県内に114件(これは全店中第1位であります)で、販売電力量で50.98億kWh、全体の21.7%、新潟に次いで第2位、大口料金収入では第1位でありました。相対的に電力をよくお使いになる半導体関連の非鉄金属、電気機械、化学といった産業が、しかも近年になって、相当数、当県に進出されていることの反映と考えられます。

 一方、供給設備でみると、水力発電所64ヵ所(全社計で210)、認可最大出力153.893万kW(全社の約6割)と石炭火力1ヵ所、認可最大出力200万kW(全社の約17%)、地熱発電1ヵ所、6.5万kWで、これを合計すると全社の25%くらいを占める計算になります。

 ところで、自由化が拡大しようとする中、当社はお得意先の皆さまに、今後、幾久しく、当社を選んでいただけるよう、コストダウンをはじめとする経営効率化に必死に取り組んでおります。ご理解の程、お願いいたします。

 さて、話はがらっと変わります。昨今、製造業、サービス業を問わず、ヒューマンエラー、ケアレスミスが多発しているように見受けます。余りにも忙しく、ゆとりが持てない現代社会、その最中でもちょっと立ち止まれば、経験からくる第6感が働き、ミスを防げるものを。日本には「間」という得も言われぬ精神風土があります。間を見切る、間をとる等の絶妙な「間」の使い方、経営効率化が最重要課題となっている今こそ「間」の持つ効用を思い出し、ケアレスミスを出さないよう、日々、指導しようと思う今日この頃です。


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