国際ロータリー第2530地区
ガバナーエレクト事務所開設披露式
例会日:平成13年11月17日(土) 11:00〜 
例会場:ホテル辰巳屋8F 
あいさつ  阿久津 肇 ガバナーエレクト 
 早いものでもう11月も半ばを過ぎました。あと2週間で師走に入るという何かとご多用のところ、福島市長吉田修一さま並びにご来賓の皆さま、また国際ロータリー2530地区ガバナー佐原元先生、そして多くのロータリアンの皆さまのご臨席のもとに、本日ガバナー・エレクト事務所開設披露式を開催できますことは、私にとりましてこの上ない喜びでありますと共に、今更ながら責務の重さを痛感しているところでございます。

 顧みますと、昨年1月ガバナー・ノミニーの指名を受けましてから、約1年10カ月の間、私の心にはさまざまな葛藤がありました。その最大のものは、一開業医としての仕事をどうするか、ロータリーの最も基本と言われる職業奉仕を十分に果たすことが出来るのかということでありました。

 この私の悩みに一つの転機をもたらしたのは、リチャード・キングRI会長のテーマ「Mankind is Our Business」(人類が私たちの仕事)であります。キング会長は次のように言っております。

 ジャマイカでは1人のロータリアンが、お腹をすかせた家のない赤ん坊のために診療所で働いています。この赤ん坊がロータリーの仕事です。

 アメリカでは、ロータリアンが学校を退学した十代の若者に、読み書きを教えています。この若者がロータリーの仕事です。

 エチオピアでは、ロータリーボランティアがお腹をすかせた飢えた子供たちに食べ物を与えています。この子供たちがロータリーの仕事です。

 私はロータリーの奉仕活動は、限りなく広く、また数限りなく多いという認識をもって、これからの1年間は今までとは少しスタンスが違うかもしれませんが、新しい出発点にしたいと考えた次第であります。

 佐原ガバナーは過日、奥の細道「白河の関」の話をされました。すなわち「心もとなき 日かず重なるままに 白河の関にかかりて 旅ごころ定まりぬ」というくだりであります。これが今、ガバナー・エレクト事務所開設にあたり、まさに私の心境であります。

 事務所は、私の診療所の2階を少し手直ししたささやかな所ですが、スタッフが出入りするようになってから、次第に熱気が感じられるようになってまいりました。今後、2530地区のロータリアンへの情報発信と地区内2,900人のロータリアンの交流の拠点としての役割を果たしたいと念願しております。

 また、ロータリーに関しては、幸いなことに田中PGが身近におられますので、アドバイスを頂戴できると思いますし、さらにホームクラブである福島ロータリークラブの皆さまの力強いご支援を大変心強く思っております。

 本日ご臨席くださいましたロータリアンの皆さまにも、何とぞご指導、ご支援、そして事務所ご活用の程をお願い申し上げましてあいさつと致します。

祝 辞  田中 善六 パストガバナー 
 詩人のカールサンドバーグは言いました。「まず夢がなければ何事もできないし、何事も起こらない」と。夢がなかったら1905年シカゴにポール・ハリス外3人の人々が集まって、最初のロータリークラブが結成されなかっただろうし、福島ロータリークラブも創立しなかったでしょう。夢があったからこそ我がクラブから村上先生、大原先生の2人につづき、私が1983年にガバナーに選出されたのであります。その福島ロータリークラブも、夢を求めて地域社会に奉仕の灯をともしつづけ昨年度創立50周年を迎え、この記念すべき年に阿久津ガバナーを誕生させることができますことは大きな喜びであります。

 阿久津先生は、性格温厚にして研究心旺盛、ロータリーに寄せる情熱はクラブ内随一であり、この地域に夢を実現させ得る得難きリーダーの一人として大きく期待されて登場いたしましたガバナーであります。

 やっていただきたい人は、なかなか簡単に許諾を得ることが出来ない至難なことであるということを十分味わったガバナーでした。それだけに、クラブをあげて阿久津先生のガバナー活動を全面的に支援することを、申しあげたいと思います。

 先生は病める人々の地域医療に献身的に奉仕なされてきたのみならず、ロータリー会員となってからはクラブ会員に対し心優しく誠実に医療のアドバイスをなさり、クラブにあってはクラブ活動はもちろん、地区財団委員長、そして米山奨学金委員長として大きな功績を残されガバナーにノミネートされました。その誠実なお人柄と医師という身分を越えた謙虚さに、人みな敬服いたしておるところであります。その上、胃腸科の名医の名をほしいままにしており職業奉仕とあいまってロータリアンの鏡ともいわれる方です。

 ロータリーが創立され96年、始祖ポールが築きそれぞれの時代に生きた先達の人々が、過去を深く理解し、学び、未来を築く努力を惜しみなく続けてきたからこそ、今日のロータリーがあるのです。

 私どもの与望を担って登場した阿久津ガバナーは、未来に向けて私共の夢を実現できるガバナーであることに誇りを持つ一人であります。この超我の奉仕の心がきっと我が地区の運営にも、大きな足跡を残してくれるものと固く信ずるものです。

 本日の事務所開きに、皆さまのご理解とご協力をひたすらお願いして、私の祝いの言葉といたします。


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