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任期も終わりに近づきまして、何となくこの一年どんな年だったかなと思い、一献傾けながら考えてみましたら、全く大変な一年だったようです。
(1)スタートした昨年の7月、そごうが民事再生法を申請して倒産。何となく多難な一年を暗示するような出来事でした。
8月には日銀がゼロ金利政策を解除、10年ぶりに政策金利引き上げを決定しています。しかし、これは長くは続きませんでした。10月に千代田生命、協栄生命が破綻しています。
2001年になると1月にアメリカでFRB(米連邦準備制度理事会)が公定歩合を5.5%に追加利下げました。
2月には日銀は公定歩合を0.5%から0.35%に引き下げ、月末にはさらに0.25%に下げています。
3月に金融の量的緩和を決定、事実上のゼロ金利に復帰しています。株も3月末に1万300円を割りました。
少し上昇気流が感じられた日本の景気も、まだ気が抜けない厳しさを見せつけました。福島でも近くはいわきの大黒屋さんの自己破産など老舗の倒産が続きます。聖域なき構造改革が実を結び、不良債権の処理にメドがつき日本経済へ曙光がさすのはいつでしょうか。
(2)事件、事故では昨年8月、磐梯山に臨時火山情報が出され緊張させられましたし、ロシアの原潜沈没118人全員死亡も記憶に残っています。9月に入ると三宅島の全住民の避難。11月には、オーストラリアのケーブル火災事故に猪苗代中学生ら6人が巻き込まれました。日本赤軍の重信房子の逮捕もありました。2001年の1月の大雪。東京、山手線の新大久保駅で線路に落ちた男性を救おうとした二人が犠牲になるという事件もありました。2月にはハワイで愛媛県宇和島水産高校の実習船と米原潜が衝突。中国地方の地震で死者、負傷者を出しました。そして今年6月、大阪の小学校に男が乱入、児童8人を刺殺する悲惨な事件がショックを与えたばかりです。
(3)政治の世界も大きな出来事が続きました。何を先に言っていいか分かりませんが、1月には中央省庁再編で1府12省庁スタート。身近なところでは昨年9月、佐藤知事が78万票で4選、郡山市長の3選。今月の吉田市長の不出馬宣言もショックでした。
国内政治では何と言っても小泉政権の誕生でしょう。小泉旋風の80%を超える高支持率は本当に日本の政治というか、社会全体を変えるような力となるのか。日本の政治にと 生で55年体制が幕となり、細川首相は「年内の政治改革断行」を所信表明としました。支持率史上最高の72%。ところが翌1994年総辞職。1996年には自民党が復権、橋本内閣に戻りました。
日本人はお祭りのような一過性の情熱が強い民族なんでしょうか。そして今度はどうなんでしょうか。6月の東京都議選、7月の参院選の結果も影響するでしょう。
田中外相の言動が日本の外交というか国際社会へどんな印象を与えるか。ようやく日米外相会談に持ち込み更迭論は消えましたが、まだ定着はしていないと思います。外務官僚は全く肌が合わない人が多いので田中外相の心情も分からないではありません。
そして国際的には12月から1月にかけてのアメリカ大統領選の混乱、ブッシュ大統領就任への道程はアメリカ社会の特徴が良くみられたと思います。
政治といえるかどうか分かりませんが雅子さまのご懐妊は明るいニュースでした。ノーベル平和賞の白川英樹博士にもここで言及しておきましょう。
(4)スポーツではなんと言っても9月のシドニーオリンピック、高橋尚子選手など日本選手の活躍はまだ記憶にあざやかです。
10月・巨人6年ぶりの日本一。
12月・マラソンで藤田敦史が日本最高。
3月・選抜高校野球に安積高校出場。
(5)一年を振り返ってみて、たしかに今、われわれの周囲は変化しつつあると思います。今後、日本が生き残るためには、今、生まれつつある変化の本質をよく見抜き、しっかりとらえて対応していかねばならないと思います。
ロータリーのことには触れませんでしたが、こうしてみると世界は、日本は、福島は本当に大変な一年でした。そうした中でロータリーはどんな役割を果たして来たか、また来期以降も果たして行かなければならないか。厳しい道は続きます。がんばりましょう。次期のテーマは、MANKIND IS OUR BUSINESS.なにか現在の課題を言い得ているような気がします。
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