福島ロータリークラブ【例会】
例会日:平成13年5月24日(木) 12:30〜 
例会場:ホテル辰巳屋8F 
会長あいさつ  木下 隆 会長 
 大黒屋さんの問題はショックを受けました。今月の7日、講演でいわきに行き、馬目さんにもお会いしました。普通にお話しされておられましたし、一番前列に座ってメモをとっておられました。大変な時だったと思うのですが、私などに全然そうした気配を感じさせられなかったのは、さすが、大きな企業の責任者として度胸がすわっておられたのだなと感じ入った次第です。

 小泉さんの聖域なき構造改革には大きな期待が寄せられていますが、こうした犠牲はまだ出るのでしょうか。金融機関自体が大改革に直面しておられる訳で、大変だと思います。しかし、破綻しそうな企業の救済にあたって、財政当局の指導によるような区別で果たして救済が図られるのかどうか疑問もあります。もう少し、柔軟で実態に応じた対応もあってもいいのではないかと素人は思うのです。
周りを見ますと、いわゆる老舗といわれる所の破綻が続くような気がします。伝統ある基盤への過信なのか、急速な環境の変化への対応の遅れなのか。全く他人事ではありません。

 新聞業界もIT化のスピードや、流通面での変化への対応は、もう私のような白髪頭ではついて行けません。何とか勉強しなくてはと、昨年買い込んだ「チーズはどこに消えた」を読み直してみました。

基本的問題は、

1.小さな変化に気付くこと。そうすればやがて訪れる大きな変化に備えることができる。
2.変化に早く適応すること。遅れれば対応できなくなる。
3.最大の障害は自分の中にある。自分が変わらねば好転しない。

というまとめでした。
今の世に生きるものとして思い当たることばかりです。

スピーチ 『第22回 ライラ研修会報告』 藤川 忠博 委員長 
 国際ロータリー第2530地区の「第22回ライラ研修会」は、5月19日(土)・20日(日)の2日間にわたって、西郷村のザ・グリーンブライヤーで行なわれました。

 ご存知かと思いますが、ライラ(RYLA)とはRotary Youth Leadership Awardsの頭文字をとったもので“ロータリー新世代リーダーシップ研修会”の意味です。

 当クラブからは、丹羽会員のご理解のもとに福島信用金庫の佐藤高子さん、三浦会員のご理解のもとに日動火災海上保険の小野道子さんの2人が研修生として参加されました。2530地区としては、今回は52人の研修生が参加、1クラブで5人の研修生を参加させたクラブもありました。

 河田亨ローターアクト小委員長はじめ、各界から6人の講師の先生がたの講演やグループ毎に分かれてのセッションと活発に研修が行われました。

 終了後の各研修生の感想は「内容があまりよく分からないまま参加したが、2日間を終えてみると大変勉強になった」「自分のこれから進むべき道について、考える機会を与えてもらった」「異業種の人達と知り合い、語り合えてとてもよかった」「講演が大変に参考になった」等々の意見が大半を占め、ライラ研修会の持つ意義が改めて認識された2日間でした。

 このように参加者に評判のよい研修会であり、今後当クラブからももう少し多くの研修生を参加させることができれば、と思います。

『ライラ研修会報告』 佐藤 高子 さん 
 5月19日・20日、西郷村のザ・グリーンブライヤーで開催されました第22回ライラ研修会に参加させていただきました。報告と感想を述べたいと思います。

 まず始めに、このような貴重な研修会に参加させていただきましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。研修を終えて、自分が人間としてひとまわり成長できたと確信し、充実感で満ちています。

 研修初日、ロータリーとライラについて中澤先生の基調講演を聞き、ライラ研修会は若い世代の「人間的な交流」「直接的な人間理解」を深める面を重視していることを知りました。これからの研修で自分がどう変わっていくのか期待がふくらみました。午後から行なわれたグループセッションでは、リーダーに指名され、皆の意見をまとめることが出来るか不安でした。しかし各人がしっかりとした意見を持っており、積極的に議論を重ねるうちに私の不安もすぐに解消されました。その後、3人の講師の方からお話を聞きました。

 茨木先生のお話からは、こころ豊かにすることを学びました。岩崎先生のお話には、ショックに近い感銘を受けました。『壁があってもそれを避けることなくぶつかってみる。たとえその壁を乗り越えることが出来なくても、ぶつかってみたという過程が人生にはとても大切です』という言葉には、はっとしました。一度きりの人生をもっと大切にしなければ、と思うと同時に私も岩崎先生のように輝きたいと思いました。駒木先生のお話は、これまで触れる機会の無かった川柳の世界に一歩踏み入れることが出来、楽しい時間を過ごしました。最後に行われたグループセッションでは、皆、岩崎先生の話に喚起され、もう一度自分の夢・人生を見つめ直してみようと話し合いました。

 2日目は、ローターアクトについて河田委員長、中島地区代表からお話があり、ローターアクトの現状について理解を深めました。続く佐久間先生のお話では“言葉は生きている”ということを実感しました。吉川先生にはクイズ形式で法律を解説していただき、法律を身近に感じることが出来ました。

 今回の研修を通して、多くのことを学びましたが、特に同年代の異業種の人達と交流が出来たことは私にとって大きな糧となりました。皆と築いた絆をこれからもつないでいきたいと思います。そしてこれからは、ロータリーの精神である“CREATE AWARENESS TAKE ACTION”(意識を喚起し、進んで行動を)を自分のモットーにしていきたいと思います。

 最後に、ライラ研修会に参加させていただいたことに重ねてお礼を申し上げます。

『ライラ研修会報告』 小野 道子 さん 
 5月19日から20日にかけて西郷村のザ・グリーンブライヤーで第22回ライラ研修会に参加させていただきました、日動火災の小野道子と申します。2日間の研修の内容と感想について述べたいと思います。

 はじめ当社の三浦支店長からライラ研修会のお話をいただいた際、不安と緊張で入り交じった気持ちでおりました。ところが、昨年参加された方の研修会報告を拝見させていただいたところ、さまざまな業種の方々との交流、普段聞くことのできないたくさんの講師の先生の講演など2日間にわたって体験し、有意義に過ごすことができたと書かれておりましたので、いつのまにか自分の中で徐々に不安から期待へと変わっていき、待ち遠しくライラ研修会を迎えることができました。

 1日目、開講式、オリエンテーションの後、中澤委員長から基調講演があり、ライラ研修会は「人間的な交流」「直接的な人間理解」を深める面を重視しているとのお話を伺いました。午後からは白河のパスト会長であります、茨木先生の「心を豊かにするために」の講演をはじめ、私と同年代で「空手が変えた私の人生」のタイトルで実際の体験談を話してくださった岩崎先生、そして、初日最後の研修は、川柳の駒木先生が五・七・五を楽しんで癒すことを教えてくださいまして、実際に自分達で自己流の川柳を作ってみました。

 普段、経験したことのない川柳では、久しぶりに頭をフル回転させ、あらためて日本語のおもしろさにふれた気がしました。

 2日目は、河田委員長からローターアクトクラブでの活動を通じて異業種の方と出会うことができ、人とのつながりの大切さを学ぶことができるので、是非福島にもローターアクトの設立が望まれているとのお話がありました。

 続いてうつくしまスポーツセンター事務局長の佐久間先生の講演では、あいさつと言葉遣いは心遣いにそのまま反映され人間性がつくられることを教えられ、また、人生を元気よく生きていらっしゃる佐久間先生のお姿にはとても共感いたしました。

 研修の最後は弁護士の吉川先生から、民法、憲法、刑法を通し、自分の行った行為は責任を持つ「私的自治の法則」について学び、成人した私達は身の引き締まる思いで研修を無事終了することができました。

 私は、この2日間の研修の中で人とのつながりの大切さについて学んだ気がします。生きてきた環境の違いの中で、人との出会いによって、物の見方、考え方の幅が広くなり、普段の生活の中で物事を違う角度から見ることができるようになることを改めて実感することができました。また、何気なく過ごしている生活をこの研修会に参加したことにより、考える機会を持つことができたことをうれしく思います。

 このような研修会を設けていただいた福島ロータリークラブの皆さま、また研修生として機会を与えてくださった三浦支店長に本当に感謝しております。そして、今回の研修会をきっかけに今後の生活を豊かに過ごし、社会また職場でより一層、必要とする人に成長していくためにも日々励んで行きたいと思います。

シリーズ『夢』第8回「信夫山のお話 2」 浦部 博 会員 
 先日、わたくしが所属している団体で「信夫山散策マップ」というものをつくりましたので、みなさんにお配りをいたしました。

 実は、信夫山のお話をするのは2回目であります。6年前、スライドをまじえて信夫山の伝説と、信夫山の現況といったお話をして思いがけずにスピーチ賞をいただきました。実はこのお話には、信夫山によってわたくし自身の心に「ふる里」を持つことができた、福島を自分の故郷として確信できた、というストーリーが背景にありました。

 わたくしの生まれは東京の文京区白金白山で、30歳の時に会社を興すために友人と共に福島にやってきました。従って、何年いても本質的なところではエトランゼである。と、どこかでそういう思いがあった訳ですが、しかし、いまは違います。

 今のわたくしは、心から福島を愛していますし四季の移り変わりがどこよりも美しい街だと思っていますし、福島が誰よりも大好きな自分でいます。そしてそれこそ、信夫山がわたしにくれた大きな贈り物でした。

 わたくしが信夫山に興味を持ったのは、福島に来て5年ほど経ったときのあるご老人との出会いです。その方は会うたびに「信夫山ってのはない、あんだが考えてるよりは、もっともっとものすごい山なんだぞい」と語り出すんですが、これが面白くて、面白くて、何回聞いても飽きない。福島盆地の泥湖伝説の話から始まって、ヤマトタケルが登場して、大蛇を退治して豊かな信達平野が誕生したこと、大蛇が逃れたあとがあの阿武隈川であること。その昔、信夫山には皇太子と皇后さまが逃げてきたこと、そこから信夫山のいろいろな伝説が生まれていったこと…etc。なにしろ熱狂的に信夫山を愛している方だったのです。

 まぁ、今になってみると独断的な解釈も、間違いもいっぱいあった話だったのですが、なにしろ街の真ん中にあって、こんな面白い伝説をいっぱい持っている山は日本中探してもそうザラには無いでしょう。

 それだけでも大変なものなんですが、実際に登ってみると、もっと面白い。それは伝説や昔話に、ひとつひとつ物証が残っているんですね。これが全国でも珍しい横井戸だとか、昔の金山の狸掘りの跡だとか、一字一経石だとか、念仏橋の碑だとか、もちろん歴史に裏付けられた遺跡や建物も非常に多いのです。わたしの場合は、あまり正確な歴史には興味が無いんです。不思議な話や珍しい話が専門です。

 そのほか地質学的な見方、木や草花、野鳥や昆虫、楽しみ方はいろいろな分野に分かれます。それやこれやを30年話を聞いているうちに、いつのまにか信夫山に詳しくなってしまいました。そこで、分かってくる訳ですが、昔の人たちの精神的・風土性といったものはそんな信夫山を真ん中において、育てられ、受け継がれてきたんではないだろうか…、と思う訳であります。昔の福島の人は信夫山を中心にして、自分の生まれ育った土地を確信を持って愛していたんだろうな。と、それと対照的に、今の若い人たちは信夫山を心の中心から見失うことで「ふるさと」も見失っているのではないかと思うのです。

 福島クラブは、支店長さん達も沢山いらっしゃる訳ですが、なにか、信夫山を知ることで、福島をより好きになっていただけたら幸せだな、と思ってお話をさせていただきました。


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