2000〜2001年度、福島ロータリークラブ会長を務めさせていただきます。伝統ある当クラブの運営にあたる責任の重大さをひしひしと感じております。まして今年度はクラブ創立50周年という大事業をかかえております。さらに20世紀から21世紀にかけての大きな歴史の転換の時です。このように大変な時に私のようなロータリーの経験の浅い者が、果たして責任を全うできるか真剣に考えております。田中パストガバナーはじめ歴代会長、役員、理事といった諸先輩の方々、私と一心同体の渡邊幹事さん、高橋・海野両副幹事さん、そして何よりも大関さんには、どうかご指導、ご支援のほどを心からお願いする次第です。
今年度のフランクリンJデブリンRI会長のメッセージは「意識を喚起し−進んで行動を」です。私たちのクラブ、私たちの地域社会、私たちの世界では適切に対処されないまま放置されている問題が、あまりにも沢山あります。21世紀を迎えるにあたり。これらに対して「何かをする」ということを第一優先課題に取り上げるよう要望しています。
2530地区の富永ガバナーは、われわれの第一歩は問題をはっきり意識することだと言っておられます。今私たちは何を意識すべきでしょうか。
私は一つは身近なロータリークラブの問題として「活性化」だと思います。
今、世界は大きく変化しています。今年になってからもロシアの大統領選挙、台湾の総選挙、そして朝鮮半島で起こった南北首脳会談は、数カ月前まで予想されていた世界の構造、平和への道程を全く一転させました。11月のアメリカ大統領選、それまでに予定されているヨーロッパ、中東、アジアでの総選挙などで歴史の流れがどう変わるか注目されるところです。現に日本の総選挙でも、事前の世論調査で現れていた自民独走態勢に「待った」がかかった形となりました。劇的な変化こそありませんでしたが、情勢によっては流れが変わる可能性を示したものと言えるでしょう。そして9月には福島の知事選です。
経済界では金融機関はじめ企業の合体、統合が進行しています。こうした動きは社会のあらゆる分野での変化の予兆、言い換えれば21世紀という新しい時代、新しい社会構造へ向けて変化の準備が着々と進行しているとみるべきだと思います。
こうした歴史の流れの中で私たちのロータリーは、どのような道を進んだらいいのでしょうか。2005年にはロータリーは100周年を迎えます。21世紀におけるロータリーのあるべき姿はなにか。1905年、ロータリーが結成された基本のコンセプト、奉仕の精神、世界平和の実現という哲学は変わりません。しかし、ロータリーがこの世界の、社会のあらゆる分野における変化の流れから無縁ではありえないと思うのです。20世紀から21世紀への移行という、この私たちの年次でロータリーはどうあるべきか。今、私たちが第一に意識すべきは、このことだと思います。
私たちはこの変化への対応を、現実のクラブの問題として行動しなければなりません。その目標は「活性化」だと私は思います。「行動するロータリー(アクティブ・ロータリー)」。地区協議会での指導ではRI会長の年次メッセージは活用すべき唯一のテーマであり、他のテーマの使用は控えるようにということでした。しかし、私たちが「意識を喚起し−進んで行動を」を目指すとき「アクティブ・ロータリー」と言うことは、この指導に違反することにはならないと思います。
私は考えます。ロータリーは伝統と、そこから生じた綱領その他の規則があります。組織を守り発展させるために、それえらは守らねばなりません。しかし、それにとらわれることが、活性化の重荷になっている面もあるのではないでしょうか。私の無知から来る暴論であることは十分承知しております。
デブリン会長の講演があります。その中で会長は、これからの世代のロータリアンに対して「行動するチーム、勇気があり、革新的アイディアを持ち、失敗をおそれず大きな理想について考え、臆することなくものごとを実現させるチームであってほしい」と呼びかけています。ロータリーの既成概念から外れることがあるかもしれません。すべては会長の責任です。会員の皆さまには自由な大胆な発想で、思い切って積極的にアクティブに行動しようじゃありませんか。
ロータリーには多くの課題があります。会員増強、女性向け教育プログラム、ポリオプラス活動、識字率向上、新世代の育成、ロータリー財団、米山記念奨学会の強化等々。また八子直前会長はじめ歴代会長があげてこられた諸目標は、これをしっかりと推進して参ります。本日は基本姿勢だけで時間がなくなりました。具体的沐票については機会を改めて申し上げます。
しかし、これだけは申し上げておきたいと思います。第一は、50周年記念大会の成功です。第二は、会員増強に対してはプロジェクトチームを編成して取り組むよう話し合いを進めております。第三には活性化のためには若返りを強く進めねばなりません。JC出身の会員の方々、若い世代の会員の方々にご協力をお願いして若い世代の会員獲得に取り組みます。第四は転勤という宿命を背負っておられる支店長さま方。確かに時間的制限はありますが、新鮮な空気を送り込み、若返りの戦力ともなる方々でもあります。こうした方々の組織化をお願いしご協力していただく取り組みを致します。
本日の段階で全てにわたって具体的計画が出来上がっているわけではありません。これから一年間の運営の中で試行錯誤しながら具体化を模索しなければならないものが大部分です。どうか先輩の皆さん方、役員理事の皆さん方、大関さん、心からご支援をお願いして、ごあいさつと致します。